かかとから母指球へ。歩くときの重心の移し方をいじった記録

土台

なぜ今さら「足の裏の順番」を意識するのか

扁平足に気づいてから、僕は歩き方をかなりいじるようになりました。土踏まずが見えない足で、これまでどう踏んできたかを振り返ると、地面をなんとなく「平らに」踏んでいた感覚があります。長時間歩くとふくらはぎが先に悲鳴を上げたり、膝の外側が張ったり、というパターンも多かったです。
情報を集める過程で、かかとから着地して、足の外側を経由して母指球へ体重を移し、最後に親指側へ抜ける、みたいな流れを試す人がいる、という話に触れました。僕自身は専門家の診断で「この歩き方が正解」と言われたわけではありません。あくまで 試した記録 です。足の形や膝の状態で合う合わないは人によって違うと思います。

※扁平足に気づいてから、僕は歩き方をかなりいじるようになりました。このあたりの詳細は、次の記事にまとめています。

「みぞおちより下は脚」と意識して歩いた日、翌日の筋肉痛メモ

僕がメモしている「順番」のイメージ

言葉にすると難しいのですが、僕の頭の中ではこんなイメージでした。

まず かかと側が先に地面に触れる。次に足の 外側のライン に体重が乗っていく感覚。そこから 母指球(親指の付け根側の出っ張り)へ流れて、最後に 親指側 に抜ける。解剖学の試験に出るような精度ではなく、「足の裏を一本の線でなぞる」くらいの粗さです。

同時にやろうとすると歩けなくなるので、僕は歩きながら 一つだけ 選ぶことが多いです。今日はかかと、今日は母指球に体重が残らないように、など。前の記事で書いた へそ付近から足を出す イメージや、 みぞおちより下は脚 の意識とも、セットで試した日と単独で試した日があります。

長時間歩いた日に身体が返してきたサイン

休日に だいたい3時間くらい 歩いた日があります。買い物と移動が続いた、という現実的なパターンです。その日は、意識の入れ方を普段より強めにしてみました。

翌日、いちばんはっきり張ったのは 股関節まわり と、足裏の 土踏まず側 でした。ふともも全体がパンパン、というより、付け根の奥が重いタイプの筋肉痛です。足裏は、内側の縁寄りが引っ張られている感じでした。

これを「正しく痛いから成功」とは呼びたくありません。痛みは個人差が大きいし、前日の睡眠や水分、路面の硬さ、靴の状態でも変わります。僕にとっては 使った場所の地図が変わった という記録に近いです。以前はふくらはぎや膝周りに偏りがちだったのが、付け根と足裏内側に分散した感覚がありました。

「母指球で蹴らない」をセットにした理由

母指球の話をすると、つい 蹴って前に進む イメージになりがちです。僕はむしろ逆で、 母指球で踏み切らない 方向を意識しています。勢いよく蹴ると、つま先側に体重が乗りすぎて、ふくらはぎが先に疲れることがあったからです。

代わりに、足が前に出るのは 自然に起きる くらいの弱いイメージで歩くと、地面を蹴る感覚が減ります。早歩きになると膝とふくらはぎが主役になりがちなので、実験の日はわざとスピードを落として、足の裏の順番を思い出すようにしています。

靴と地面:条件を揃えないと意識が散る

歩き方の実験をするとき、足場が不安定だと、意識が 痛みやぐらつき に奪われます。僕は長めに歩く日は、ニューバランス M860 を履くことが多いです。クッションと安定感の詳細は別の記事に任せますが、「歩き方だけが原因ではない」というのはここでも同じです。靴が良いから無茶が許されるわけではありません。

※歩き方の実験をするとき、足場が不安定だと、意識が 痛みやぐらつき に奪われます。このあたりの詳細は、次の記事にまとめています。

五本指ソックスで足指が開くと、踏み方の感覚はどう変わる? 試す前に整理したメモ

歩数アプリの数字は、僕は競技にはしていません。目安として見る程度で、主役は 歩いたあとに足がどう言うか です。同じ歩数でも、舗装の硬い道と柔らかい道、下り坂の多い日と平坦な日では、足の終わり方が変わります。だから僕は、歩き方の実験をするときは、できれば道の条件もメモするようにしています。
Google Fit の歩数目安(手元の画面)

おおむね1週間で「歩ける」に戻った、という感覚

※歩数の記録や1万歩の割り切りは、次の記事にまとめています。

1万歩、扁平足だと「毎日が正解」とは限らない話

足の裏の順番を意識し始めた当初は、歩くスピードが落ちて、少し歩いただけで頭が疲れる日がありました。でも、毎晩足裏とふともも裏を軽くほぐしながら、翌日に同じ意識を短い区間だけ試す、を繰り返しているうちに、 おおむね1週間 くらいで歩きながら考えなくても足が動く感覚に近づきました。これは個人差が大きいので、僕の体感の話に留めます。

呼吸の話とも少し重なります。僕は以前、胸だけで浅く呼吸しがちで、肋骨が開いたままになりやすかった時期がありました。整体や記録を通じて、吐く息を長めにする方向へ寄せています。歩き方の実験をしているときほど、無意識に肩だけで息をしていると足が硬くなる気がするので、 歩く=脚だけの問題ではない と自分に言い聞かせる日もあります。

※歩き方の実験をしているときほど、無意識に肩だけで息をしていると足が硬くなる気がするので、 歩く=脚だけの問題ではない と自分に言い聞かせる日もあります。このあたりの詳細は、次の記事にまとめています。

足の裏を真正面から見て、土踏まずが見えなかった日の話

習慣にするときにハマりやすい落とし穴

一つ目は、頭で理解したつもりになって 膝だけで運ぶ 癖に戻ることです。気づいた瞬間に戻せばよくて、完璧を求めると続きません。

二つ目は、痛みを美談にすることです。強い痛みやしびれ、腫れが続くなら、自己流の矯正より専門の窓口が先です。僕は運動指導者でも医療の専門家でもありません。

三つ目は、扁平足を 一度で直す物語 にしたがることです。僕のログでは、試行錯誤の途中で「扁平足ではなくなったように感じた」という体感メモもありますが、それはあくまで本人の感覚で、第三者の評価や医学的な意味での「治った」ではありません。表現は弱めにしています。

四つ目は、長時間歩いた日のあとに ストレッチと整体をサボる ことです。歩き方を変えると、疲れる場所が変わりやすいです。僕は股関節とふともも裏に絞った自宅ストレッチを続けていて、項目を盛りすぎて挫折した過去があるので、いまは最小限に寄せています。開脚して前屈が深くなった、みたいな変化は気持ちの報酬になりますが、他者への推奨にはしません。

※四つ目は、長時間歩いた日のあとに ストレッチと整体をサボる ことです。このあたりの詳細は、次の記事にまとめています。

風呂上がりのストレッチで、股関節まわりをほぐす。硬いと靴の「効き」まで落ちる感じがした

まとめ:重心の移動は、足の上の小さな実験

かかとから母指球へ、という流れは、僕にとっては 足の裏で体重を転がす練習 に近いです。毎歩きっちりやるのではなく、歩いている途中で思い出す回数を少しずつ増やすくらいの温度感です。

同じ悩みを持つ人の参考になればうれしいですが、再現性や効果を約束するつもりはありません。足の形、生活環境、仕事の座り方まで含めて、最適解は人それぞれだと思います。僕はこの先も、足の声を見ながら微調整を続けるつもりです。

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このブログでは、食事・足元・脱毛や肌など同じ軸の記事を横断して読めるようにしています。

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