鏡を見るたびに感じていた「違和感」
「なんか、今の自分ってダサいな」
洗面所の鏡に映る自分を見るたび、僕はそんな溜息をついていました。
身長170cm、体重82kg。学生時代にバスケ部で作り上げた身体は、社会人になって運動しなくなった今も、がっしりとした骨格と、その上に乗った厚い筋肉、そして最近ついた脂肪で「大きな塊」のようになっていました。
周囲からは「ガタイがいいね」「頼りがいがありそう」と褒められることもあります。
でも、僕の心の中には、ずっと別の理想がありました。
僕が本当に憧れていたのは、性別の境界を感じさせないような、しなやかで綺麗なスタイル。
中性的で、どこか透明感のある「美しさ」。
理想の自分と、鏡の中にいる「ごつい自分」とのギャップが、僕にとっては耐え難いストレスになっていたのです。
「ごつさ」の正体は、脂肪だけではなかった
「痩せれば、理想に近づける」
最初はそう思っていました。でも、自分の身体をじっくり観察して気づいたのは、単なる重さ(体重)の問題だけではないということでした。
僕の身体を「ごつく」見せていたのは、以下の3つの要素が絡み合っていたからです。
1. 緊張しっぱなしの「筋肉」と「呼吸」
元アスリートゆえか、僕は常に肩に力が入り、胸を大きく広げた「攻撃的」な姿勢をとっていました。呼吸も浅く、肋骨が開いた状態。これが、上半身に必要以上の威圧感を与えていたのです。
中性的なしなやかさを手に入れるには、この「力み」を解く必要がありました。
2. 土台の崩れと「脚の張り」
実は僕、ひどい扁平足でした。土踏まずが機能していないせいで、歩くたびに太ももの外側の筋肉を過剰に使い、脚がパツパツに張っていたのです。どれだけダイエットをしても、歩き方と姿勢の「土台」が崩れていては、綺麗なラインは作れません。
3. 「肌」の質感というノイズ
鏡に映る顔は、日々の不摂生でパンパンにむくみ、毛穴も目立ち、髭の青みも隠せませんでした。
「美しさ」とは、形(造形)だけでなく、その表面にある「質感(肌)」によって決まる。ごつい身体に荒れた肌。その組み合わせが、僕の「ダサさ」を決定づけていました。
鏡の中の「自分」を直視する
プロジェクトを始める前、僕は自分の身体を写真に収めました。
客観的なデータとして、今の「ダサい」自分を記録しておくためです。

見れば見るほど、自分の理想とはかけ離れた「がっちり」とした上半身のシルエット。
ここから、僕の挑戦が始まりました。
感情ではなく「ロジック」で身体を変える
2025年10月末。僕は決めました。
「もう、この身体で生きていくのはやめよう」と。
根性論で「我慢」するのではなく、自分の身体を丁寧に、一つずつ作り直していくことにしたのです。
僕が実行したプランは、大きく分けて3つです。
① 身体の「フレーム」を整える(呼吸・ストレッチ・姿勢)
まず、ガチガチに固まった筋肉を毎日15分のストレッチで「ほぐす」ことから始めました。さらに、肋骨を締めて横隔膜を動かす「深い呼吸」を意識。これにより、上半身の威圧的な厚みを少しずつ削ぎ落としていきました。足元はニューバランスの靴を導入し、扁平足を改善。歩き方から「中性的」なラインを意識しました。
② 「ボリューム」を削る(食事管理)
「あすけん」というアプリで毎食の栄養(PFCバランス)を記録し、宅配食の「nosh(ナッシュ)」を活用。無理な絶食ではなく、筋肉を適度に落とし、脂肪だけを削ぐための計算を徹底しました。
③ 「質感」を磨き上げる(スキンケア・脱毛)
医療脱毛に通い、髭や体毛を物理的に取り除きました。同時に、人生で初めて「クレンジング」を導入。汚れを落とし、保湿を徹底することで、肌に透明感が出てくると、顔全体の印象が劇的に柔らかくなることを実感しました。
3ヶ月経った今の変化(2026年2月)
プロジェクトを始めて約3ヶ月。
現在の僕の状態はこうなっています。
- 体重: 82kg → 73kg (-9kg達成)
- 体脂肪率: 27% → 24% (-3%)
- 脱毛: 全身・髭あわせて7回完了
- 変化: 呼吸が深くなり、肩の力が抜けた。肌が綺麗だねと褒められるようになった。
かつては体型を隠すための服しか着られなかった僕が、少しずつ、自分の着たかった服に袖を通せるようになってきました。
鏡を見るのが苦痛だった毎日が、少しずつ「今の変化を確かめる時間」に変わり始めています。
このブログは、コンプレックスだらけの僕が、どうやって自分を再構築していったのかを記す「人体実験の記録」です。
もしあなたが、今の自分に満足できず、でもどう変えればいいか分からずにいるなら。
根性ではなく、具体的な方法で自分を変えたいと願っているなら。
僕の試行錯誤が、あなたの背中を少しでも押すきっかけになれば嬉しいです。

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